物件選びに活かしたい賃貸の知識

タワーマンションの賃貸物件と固定資産税の支払いについて

タワーマンション物件を購入すると固定資産税の納税義務が発生します。
固定資産税についてはこれまで物件の面積を基準に課税額が決定されていましたが、購入価格を左右するタワーマンションの階数を税額決定の要素に加えることが検討されています。
つまり、これまでは面積が同じであれば同額であったタワーマンション物件の税額が、購入価格の高い上の階ほど高く計算されるということです。
この改訂によって、高層マンション物件の上層階を所有して賃貸物件として投資しているオーナーさんは、今後は物件の維持費としての固定資産税の額がアップすることが考えられます。
賃貸物件の投資物件としての利回りは、収入としての家賃と支出としての維持費のバランスで大きく変わってしまいます。
タワーマンション物件を使った賃貸経営を考えるのであれば、今後は維持費としての税額についてよく考える必要があります。
タワーマンション物件で人気があるのは高層階なので家賃は高めに設定できますが、税金も高額になるということです。

賃貸でも資産は資産

資産価値と聞くと、持ち家をイメージする人もいるでしょう。
賃貸物件であっても資産価値というのはあるものです。
家賃収入を得ることを考えている人にとっては、物件の価値というのはとても重要なことですが、そういったことをせず、普通に住む人にとっても物件の価値というのは大事なものです。
というのも、価値の高い賃貸物件でないと、魅力的な環境が整っていないことがあるからです。
資産価値の高い物件というのは、きちんとメンテナンスが行われていて、衛生面や安全性への配慮が行き届いているものです。
ですから、安心して生活することができるものです。
駅や周辺施設への距離の近さというのも、その物件の価値を決める重要な要素ではありますが、こういった部分は変えようがありません。
その点、敷地内の衛生管理や安全管理というのは、努力次第で変えることができます。
腕の良い清掃業者に依頼をしたり、防犯設備を意味のある位置に増設するなど管理する側の意識が高ければ、物件の価値も高まっていくものです。
こういった、管理意識の高い物件であれば、入居したいと思えるものです。
ですから、入居者とオーナー、双方が魅力を感じられると言えます。